ビジネス文書の基本
ビジネス文書はビジネスシーンでは欠かせないものです。
そして企業人となれば、このビジネス文書を使い分けなければなりません。
ここでは、ビジネス文書の特性と、文書作成のポイントをご紹介いたします。
【ビジネス文書の特性】
・正確に情報を伝えることができる
・能率的である
・マナーに従っている
・わかりやすい
・情報を共有できる
・資料になる
・証拠になる
などがあります。
【ビジネス文書を作成する際のポイント】
・社内文書は用件のみを簡潔にまとめる
・社外文書は礼儀を重んじて、適切な挨拶文などを入れる
・あいまいな表現や、誤字脱字に注意する
などがあります。
ビジネス文書の作成は社会人としての基本です。
特性をしっかり理解して、分かりやすい文書を作成できるようになりましょう。
好印象なエントリーシート書き方
エントリーシートは企業が初めて「あなた」を知る書類です。
つまり、あなたの第一印象をエントリーシートから感じ取っています。
では、良い印象を与えるエントリーシートはどのようなものでしょうか。
<記入上の注意>
①提出期限は厳守
期限を過ぎての提出は、決められたことを守れないというマイナスの印象になります。
また、ぎりぎりの提出ではなく、余裕をもって提出すると良い印象になります。
さらに、受付開始日に提出すると、志望度合いが高いと判断されることもありとても好印象です。
②記入する筆記用具は黒のボールペンか万年筆を使用する
鉛筆やシャープペンシル、消せるペンは使用しません。
仕事でも大切な書類はボールペンで記入します。
間違えないよう注意して記入しましょう。
③丁寧に書く
手書きのものを提出する場合は、丁寧にここを込めて書きましょう。
字のうまい下手ではなく、丁寧に書いているかが重要です。
④結論から書く
限られたスペースに伝えたい内容を納めなければなりません。
結論から書き始め、要点をまとめて具体的に書きます。
人事担当者の方は何十人何百人という数のエントリーシートを読まなければなりません。
分かりやすくそして読みやすい工夫がされていると、とてもいい印象を受けます。
⑤修正液は使用しない
エントリーシートは、その企業の採用試験にエントリーするという意思表示であり正式な書類です。
間違えてしまった場合は、書き直すのが基本です。
あらかじめ数枚フォーマットをコピーしておくと、下書きや書き直しができるので便利です。
なぜ修正液を使用してはいけないのかというと、だれが修正したのかが分からないからです。
極端な話、修正液さえあれば誰でも勝手に修正できてしまいます。
ですから、重要な種類に修正液は使わないというのがビジネスマナーです。
しかし、予備のエントリーシートがなくどうしても書き直すことができない場合は、
訂正したい所に二重線を引きその上に印を押します。そして二重線の近くに正しい文字を書きます。
こうすることで誰が修正したかがはっきりわかるので、他の人が勝手に修正することもできません。
エントリーシートは自分の分身として、先に企業に送るものです。
丁寧に分かりやすく、読み手のことを考えたエントリーシートを作成したいものですね。
ビジネス文書の慣用句
ビジネス文書を作成する際のマナーで、覚えておきたい慣用句がいくつかあります。
ビジネス文書の構成順に紹介していきます。
1:頭語と結語
一般的な場合:拝啓ー敬具
丁寧な場合:謹啓ー敬白
返信の場合:拝復ー敬具
2:時候の挨拶
1月:初春の候
2月:余寒の候
3月:早春の候
4月:晩春の候
5月:新緑の候
6月:初夏の候
7月:盛夏の候
8月:残暑の候
9月:新秋の候
10月:紅葉の候
11月:晩秋の候
12月:初冬の候
3:祝意
①貴社・皆々様 貴店・ご一同様
②ますます
③ご清栄 ご発展 ご健勝 ご繁栄
④のこととお喜び申し上げます
※①、③は1つ選ぶ
4:謝意
①当社の業務につきましては
②毎度 いつも 日頃 平素
③格別ならぬ 一方ならぬ
④ご愛顧 ご厚情 ご支援 ご高配 ご配慮
⑤を に
⑥賜り いただき 預かり 受け
⑦厚くお礼を申し上げます
※②、③、④、⑤、⑥は1つ選ぶ
5:起辞
さて ところで
6:終わりの挨拶
通知:まずはご連絡申し上げます
配慮:今後ともよろしくお引き立てをお願い申し上げます
案内:まずは取り急ぎ、ご案内申し上げます
詫び:あしからずご了承たまわりますようお願い申し上げます
紹介:まずはご照会申し上げます
断り:遺憾ながら、貴意に添いかねますので、あしからずご了承のほどお願い申し上げます
依頼:まずはご依頼申し上げます
回答:まずはご返事申し上げます
その他:時節柄ご自愛のほど願いあげます
社外文書の種類
今回は社外文書の種類をご紹介します。
社外文書は取引先などに通知や依頼をする文書です。そのため作成や取扱は慎重に行います。
【取引文書】
通知状:事実を伝えたり、何かの連絡や案内をするための文書
照会状:問い合わせの文書
依頼状:用件を頼むための文書
承諾状:申込や依頼に対して、承諾の意思表示をする文書
催促状:商品の納入や借金の支払いなどを催促する文書
注文書:商品やサービスを注文する文書
請求書:得意先などに、支払いなどを請求する文書
届出文書:自社の住所変更などを届け出る文書
【社交文書】
慶弔状(お祝い状・お悔やみ状)
礼状
見舞い状
あいさつ状
紹介状
断り状
年賀状
暑中お見舞い
社内文書の種類
前回はビジネス文書の特性などをお話しましたが、ビジネス文書には社内文書と社外文書の2つがあります。
今回は社内文書の種類を目的ごとにご紹介します。
【指示命令を目的とするもの】
通達:組織の上位から下位へ情報を伝達するための文書
辞令:移動や昇進などを指示する文書
【決裁、指示を求めるもの】
稟議書:提案などの承認を求めるため関係者に回す文書
進退伺:重大な過失があった時に、責任を取って辞職すべきかどうかを上司に伺う文書
【報告を目的とするもの】
始末書:事故や不始末の報告・謝罪のために、事故の経緯などを記す文書
報告書:任務や調査の報告をするための文書
【部署間の連絡調整を目的とするもの】
回覧文書:部署内で回し読みする文書
通知文:振込み通知など事実や出来事を通知する文書
【保存して記録となるもの】
議事録:株主総会、取締役会などの内容を記録する文書
【その他】
届出文書:有給休暇の申請などを会社に届け出るための文書
それぞれの文書に書き方のマナーがあります。
また企業によってのマナーもありますので、社内文書といえどオフィシャルな文書です。
マナーを守って作成しましょう。