手紙のマナーの基本
メール社会の現在ですが、あらたまった場面などでは手紙を書くこともあるでしょう。
手紙を書きなれていない人も多いと思いますが、基本マナーをおさえて失礼のないようにしましょう。
手紙は立て書きが基本です。横書きはカジュアルな印象になりますのであらたまった手紙では使用しません。
白色の便箋に黒の万年筆で書きます。(ボールペンでもよいでしょう)
色や柄の入ったものは友人など親しい間柄の人のみにします。
封筒も同じく白無地を選びます。
誤字脱字はもちろんのことですが、それを修正液で消したり二重線で消すのは失礼です。
間違った場合は書き直しましょう。
また便箋は1枚に収めず2枚以上書くのがマナーです。
頭語・結語
頭語とは手紙を書く際に冒頭に書く手紙固有のあいさつ語です。
また結語とは頭語に対応した手紙文特有の結び言葉です。
頭語と結語の組み合わせをシチュエーションごとにご紹介します。
・一般的な手紙
頭語…拝啓、啓上
結語…敬具、敬白、拝具
・儀礼的な手紙
頭語…謹啓、謹呈
結語…謹白、謹言
・前文を省略した場合
頭語…前略、冠省
結語…草々、不尽、かしこ(女性のみ)
・緊急の手紙
頭語…急啓
結語…草々
・返信の場合
頭語…拝復、敬復
結語…敬具、拝答
・再信の場合
頭語…再啓、再呈
結語…敬具、敬白、拝具
また「前略」は事情を知っている間柄では便利な言葉ですが、目上の人に使うのは失礼にあたります。
頭語と結語をばらばらに使わないよう注意しましょう。
手紙の構成
手紙の書き方のマナーとして以下の様な構成で書くのが基本です。
1、頭語
冒頭に書く手紙固有の挨拶語です。相手や内容によって使い分けます。
2、時候のあいさつ
四季折々に触れたあいさつの言葉です。
3、安否のあいさつ
「皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます」と相手の無事を喜び、
「その後お変わりはありませんか」などその時の状況に応じて相手の安否を気遣います。
次に自分や家族の安否を伝えます。
4、主文(用件・お礼・お詫び・返信の挨拶)
手紙の目的である用件を述べる最も重要な部分です。
「さて」「ところで」「早速ですが」など起辞から始めます。
5、結びのあいさつ
主文の結びとして「まずはお礼まで」というように用件を一言でまとめます。
手紙全体の締めくくりとして「ご自愛下さい」「今後ともよろしくお願いします」など
相手に合わせた結びの言葉を述べます。
6、結語
頭語に対応した手紙文特有の結び言葉です。
7、日付
手紙を書いた日付を書きます。
お祝い事なら「○年○月吉日」とします。
8、署名・宛名
せっかく心をこめて手書きで送るお手紙です。
マナーを守って書きたいですね。
年賀状のマナー
そろそろ年賀状の準備を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新年のご挨拶、普段なかなか会えない方の近況を知ることもできる年賀状の
正しいマナーを知り年賀状を作成しましょう。
【表面】
はがきの裏面のデザインに合わせて縦書きか横書きかを決めます。
✓住所は都道府県から書きましょう。
✓数字は、縦書きの場合は漢数字、横書きの場合はアラビア数字で記載します
✓敬称は、個人宛は「様」、会社や部署は「御中」、医師や恩師は「先生」、
連名はそれぞれに「様」をつけます
✓年賀はがき以外のはがきを使用する場合は、切手の下に朱書きで「年賀」が書きます。
「年賀」の記載がないと一般のはがきとして扱われるため、年内に相手に届いてしまいます。
✓差出人の住所・氏名は表面・裏面どちらに記載しても構いません
【裏面】
基本的には5つの構成から成り立っています。
1.賀詞
新年をお祝いする言葉で、「あけましておめでとうございます」「謹賀新年」「賀正」などがあります。
どれを使ってもいいわけではなく、相手によって使い分けます。
〇目上の方・・・4文字「謹賀新年「恭賀新春」など
〇目下の方・・・2文字か1文字「賀正」「迎春」「寿」「賀」など
〇親しい人・・・「HappyNewYear」
〇誰にでも使える・・・「あけましておめでとうございます」「謹んで新年のお慶びを申し上げます」
2.お世話になった事への挨拶
「昨年中は大変お世話になりました」「旧年中は何かとお世話になり誠にありがとうございました」
忌み言葉は避けましょう。
例えば、「去年」の「去」は「別れる」「離れる」という意味がありますので、
「昨年」「旧年」という言い方にしましょう。
3.相手の健康や繁栄を願う言葉
「皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます」
4.今後の指導・支援をお願いする言葉
「本年もどうぞよろしくお願い申し上げます」
「、」や「。」の句読点はつけません。
文章が長くなる場合は、一文字空けるなどして書きましょう。
5.年号と日付(氏名・住所を記載してもよい)
「平成〇〇年 元旦」
「元旦」は「1月1日の朝」と言う意味があるので、
「平成〇〇年1月元旦」という書き方は重複してしまうの気をつけましょう。
今は様々なデザインから好きなものを選んで作ることが多いので、
年賀状のマナーを気にする機会も減ってきているように感じます。
今年の年賀状は、マナーを意識しながら好みのデザインをカスタマイズしてみましょう。