名刺交換の仕方

ビジネスシーンの初対面では、必ず名刺交換が行われます。
名刺は自分のもう1つの顔でもあります。
汚れたり折れたりしていないか、十分な枚数があるかに気をつけましょう。

この名刺交換にもマナーとルールが存在します。

 

~名刺の差し出し方~

☆目下の人から渡す

☆相手の正面に立ち、目を見る

☆両手で差し出す

☆名刺の文字を相手に向ける

☆自分の会社名、部署、名前を名乗る

 

~名刺の受け取り方~

☆目を見て両手で受け取る

☆『頂戴いたします。』と一言

☆名前を確認する

☆面談中は机の上に置く。複数の場合は座っている順に並べて置く。

 

~同時交換する時~

☆自分の名刺は右手、相手の名刺を左手で受け取る

☆名刺を受け取ったら両手で頂戴する ~多数と交換する場合~

☆相手1人:上司の場合…上司から先に交換を始める

☆相手2人:上司と自分の場合…上司が交換していない方の相手から先に交換する

(状況によっては上司が2人と交換するのを待つ)

☆相手3名以上:上司と自分…役職の上の人同士から交換し、職位順に続く

☆頂戴した名刺は左手と名刺入れの間に挟んでおく

☆何人いても自己紹介は省かない また、多数の人と名刺交換をする場合、
 招いた側、招かれた側、上司との関係性など状況によって臨機応変に対応することが必要です。

 

スムーズに行えるまで何度も練習しましょう。

名刺入れも社会人の必需品です。

あまり派手すぎずシンプルなものを選ぶのがいいですね。

 

ビジネスシーンでは必ず行う名刺交換。

正しく行えるようにしましょう。

お客様の案内の仕方

お客様をお迎えする際のマナーをご紹介いたします。

 

お客様をお迎えしたら応接室へ案内します。

失礼のないようスマートに案内しましょう。

 

ポイントとしては、行先を告げお客様の斜め前方左側を歩いて先導します。

階段では昇るときは自分が後、降りるときは自分が先を行きます。

エレベーターでは自分が先に乗り、降りるときはお客様が先です。

 

~案内の仕方基本フロー~

1、行先を告げる 「2階の応接室にご案内します」

2、お客様の斜め前方、左側を歩く お客様の斜め前2~3歩先に立ち相手のペースに合わせて歩く

3、進行方向を手で示す 曲がるときや階段、エレベーター乗降時には、
「こちらを右に曲がります」「2階まで参ります」と進む方向を示す

 

また階段ではお客様を手すり側にし、お客様より高い位置には立ちません。

エレベーターでは操作盤の前に立ち、ドアを手で押さえてお客様を乗せます。

降りる際は操作盤の「開」を押し、お客様に先に降りてもらい、進行方向を示しながら先導します。

 

案内の際にマナーを守れずぐだぐだしてしまうとお客様にも迷惑をかけてしまいます。

スムーズかつ安全にお客様を誘導案内しましょう。

好印象なお見送り

お見送りのマナーをご紹介いたします。

商談や打ち合わせがなど用件が終わったら、まずは訪問のお礼を告げます。

ドアを開け、見送る場所まで案内しお客様の姿が見えなくなるまで見送ります。

見送る場所は応接室の前やエレベーター前、ビルの出入口や駐車場の出入り口までが一般的でしょう。

相手との関係や来社の理由にあわせてどこまで見送るかを判断します。

玄関より手前で見送りをやめる場合は、「こちらで失礼致します」とあいさつします。

お見送りでいい印象を残しておくと、次回会うまでにもいいイメージを持ってもらえるでしょう。

 

取引先への訪問マナー

ビジネスシーンでの訪問はマナーをしっかり身につけていないと恥ずかしい思いをするだけでなく、
会社の信用を損ないかねません。

 

【ポイント】

①アポイントは早めの時期にとる

②訪問の目的をつげ、相手の都合を優先して日時を決める

③訪問日時や場所は間違えず、10分前には到着する

 

【アポイントの取り方の基本フロー】

・訪問の目的などを告げる 「○○の件で1時間程お時間を頂きたいのですが」

・訪問日時を決める 「来週の都合はいかがでしょうか」

・要点を確認する 「○月○日○曜日の○時に○部の△様までお伺いいたします」

・お礼の言葉で締める 「お時間を頂きありがとうございます」

 

【訪問の流れ】

・訪問までに、訪問先の情報や資料を集め用件を整理しておきます。

・訪問時は10分前に到着し、コートを着ている際は玄関前で脱ぎます。

・受付を通り、担当者に取り次いでもらいます。

・応接室に通されたら、席の指定がなければ下座に座ります。

・荷物は足元に置き、担当者がきたら立ち上がって挨拶します。

 

ビジネスシーンでの汗対策

連日の猛暑で汗が止まらないという場面も少なくないと思います。

そこで、ビジネスシーンでの汗対策についてご紹介いたします。

 

職場はもちろん取引先では、綿のハンカチを使うのがマナーです。
きちんとアイロンをかけ、白や、寒色系の色のものを使うと清潔感があり涼しげな印象を受けます。

ハンカチで汗を拭く際には、広げずに四つ折りのまま肌にそっとあてます。

 

タオルは、アイロンがけも不要で便利ですが、清潔感を感じない方もいらっしゃるので、
ビジネスシーンではハンカチを用いるようにしましょう。

また、お手洗いなどで手をふくためにタオル、汗を拭くためにハンカチと2種類を持ち歩くと
よりスマートですね。